6.15
『ざくろの色』
行こう行こうと思ってたのについ行きそびれていた下高井戸シネマさんでの「白夜映画祭」。せめて岡田秀則さんのトークくらいは聞き逃すまいとなんとか駆けつける。
上映作品はセルゲイ・パラジャーノフ監督の『ざくろの色』(71年)。全く私の勉強不足が故、名前は知ってるけどどんな作品を撮る監督なのか全然知らなかったので、上映が始まってどえらい衝撃を受ける。なんなんだこの映画は。幻想的なようなグロテスクなような現実のような嘘のような楽しいような恐ろしいような動いてるような止まってるような物語があるようなないような(一応詩人の生涯を描いてるそうな)、と頭をぐるぐるさせながら思い浮かんだイメージは超前衛な小津安二郎(小津自体が前衛という問題はさて置き)。すごい不思議な体験でした。楽しかった。個人的に羊がいっぱい見れて嬉しかった。ニワトリの首とかは怖かったけど…。
上映後、岡田秀則さんと杉浦かおりさんによるトーク。今作の裏話や監督の死因の秘話など色々面白い話が聞けて大満足。人に贈っといてなんですけど、マカロンの食べ過ぎには気をつけようと心に留める。
終了後の打ち上げの席では若くて可愛い女子が多くて緊張してしまう。でも内心大喜び。