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7.19

蜂の巣の塔

既に数本見逃したことが悔やみつつ、シネマヴェーラさんの清水宏監督特集に向かう。

で、『蜂の巣の子供たち』(48年)と『みかへりの塔』(41年)を観賞したのだが、相変わらず作品の情報を一切持たずに見たものだから途中で見る順番を間違えてることに気付く(ちょっとした二部作だった)。でもそんなことほんまどうでもいいくらい、戦争孤児や更生施設に入れられた、西原理恵子の言葉を借りて言う所のせかい中で人よりはやく大人にならないといけない子供たちが走ったり労働したりする姿を見てるだけで泣けること泣けること。なんじゃこりゃ。

『みかへりの塔』では、途中、この施設よう考えたらかなりタチ悪くね?私がこんなとこ入れられたら速攻脱走して裁判起こすぞ(脱走者や病人が出ても労働作業をやめさせない)とか思わなくもなかったが、涙は止まらない。あ、あと、笠智衆が棒読み台詞で男女の会話を展開する時、語尾を上げられると相当胸キュンするということが判明。

で、大したことじゃないんですけど、本日のヴェーラさん、冷房がとても弱くてですね、無駄に体が冷えないことは大変喜ばしかったのですが、結構混んでる&8割男性客みたいな状況だと、途中で、なんて言うか、ブックオフを思わせる感じの匂いが漂いだしてちょっぴり辛かったので、もう少し低温設定希望…。