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8.01

『わが心のジミー・ディーン』

予約制の病院なのに何故か小一時間も待たされ午後のフィルムセンターさんを泣く泣く断念した挙げ句、主治医に「お腹出てるねー。妊娠したの?」と中々パンチの効いたブラックジョーク(松川先生やから笑うけど他の医者に言われたらドクハラで訴えるぞ)をかまされるという切ない8月の始まりであった。はいはい太りましたよ。

気を取り直したくて夜ははじめましてアルトマンにて『わが心のジミー・ディーン』(82年)を観賞したのに、こちらでも結構なパンチを受ける…。

ジェームス・ディーンのファンクラブだったメンバーたちが20年ぶりの再会。そこで交わされる会話だの行動だのがイタいことイタいこと…。昨日見た映画同様延々ひとつの場所でカメラが動いたり鏡越しに時間が錯綜したりすることに感心する余裕もない程女たちが怖い。上映中続発のフィルムトラブルで怒る余裕もない程怖い。でも最高面白い。見れて良かった。

3人の女性(ひとりはオカマか)がえげつない程イタい話をした後狂ったように爆笑するシーンで、「うわー、このノリめっちゃわかるわー!」と私が所属する集団、化け物サミット(現在メンバーが2人もNY在住というグローバルな活動を展開中。今気付いたけどちゃんとオカマもおるわ)を思い出し一緒になって大笑いしたのに、劇場は超シーンとしてて悲しかった。あそこで笑おうよ。

上映終了後、同時に見てた男性たちがえらく落ち込んでる姿やらえらく落ち込んでるメールを送ってくるのを見て「意外と男の人ってナイーヴなのね」とちょっとびっくりした。まあ全ては自業自得ですけど。

シェールが、『ふたりにクギづけ』のシェール役のシェールと殆ど外見が変わってなくて、現在の整形技術のすごさに改めて驚いた。