9.30
『処女監禁』
実は数日前に見たのだがうっかり感想を書き忘れていたのでメモ。
シネマヴェーラさんにて関本郁夫監督の『処女監禁』(77年)。カメラマンアシスタントの青年が向かいに住むOLのストーカーとなり、会社まで尾行したり毎日望遠レンズで部屋を覗き見し等身大の超詳細な肖像画を描きながらその前でオナニーしたりその時使用したコンドームに日付を書いて大切に保存したり…、とこの辺りまでは(それでも十分クレイジーやけど)まだ笑って見ていられたが、彼女に彼氏が出来たとわかり本気でおかしくなってしまった主人公が女を拉致監禁しだした途端本気で怖くなってくる。新婚旅行だと称して部屋の中にテントを立ててお揃いのハイキングルックを強制したり逃げようとする彼女を泣きながら殴ったり…。それなのに女がおもらしをした後の展開とか、美しいんだか狂ってんだかよくわからない世界に。性に関して自分はまだまだ未熟者なんだなと改めて思ったりしました。
最後、部屋から逃げ出した女がボロボロの浴衣を着て乳丸出しで商店街をゆっくり歩く姿は恐ろしく美しかった。
と、65分と短い作品なのに満足でき、最近カーテン全開で江古田ちゃんスタイルの生活が癖になっていた自分の日常を、危険だからやめとこうと反省までできたお得な映画であった。
今日は、迷える20代男子を癒す会を主催、のはずが、彼らの予想外のカミングアウトにgojo思わず赤面の会に様変わり。なんか、若いって、すごいね。