10.18
「悪人」
ただでさえカツカツの免疫力が私史上5番目位に下がってるだろうと思われるこの時期にさすがに映画館に行くのは自粛。でも酒とタバコとおもしろトークは嗜む。
そう言えば。
だーいぶ前に何作か読んで全く趣味じゃなかったのでそれ以降アウトオブ眼中だった吉田修一。が、先日友人の強力なリコメンドにつられて最新作の「悪人」を読んでみたら驚きの面白さだったのでした。
感動的なまでに救いのない物語に読後はかなりブルー入りますが、それよりも、帯文で浅田彰氏も書かれているように作者のひたすらクールな視線が怖かったりする。こんな文章書く人じゃなかったのにとえらく感心致しました。ほんま人間恐怖症になりそうな小説やけど読んでみてはいかがでしょうか。
しかし勿論世の中悪人ばかりではなく。
あちこちで「体調悪いテンション低いもういや」と愚痴りまくってたら、お見舞いに行くとかおつかいに行くとかご飯作りに行くとか美味しいもの食べに行こうとか色々声を掛けて下さって、そのお言葉だけでだいぶ復活しました。まだ目は真っ赤ですけど。みんなどうもありがとう。近々感謝祭開きます。