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11.21

『牡丹燈籠』

そして朝までワインと日本酒にまみれた結果、月に一度の診察を寝過ごしてブッチしてしまう…。大反省…。

と、病院は蹴飛ばしても年中行事のフィルメックスには健気に向かう。映画獣ですから。

なんとなく久しぶりのフィルムセンターさんで無事マイベストポジション席をゲットしたら、前方が篠崎誠監督、後方が井口奈巳監督だった。

で、山本薩夫監督の『牡丹燈籠』(68年)を鑑賞。恥ずかしながら山本監督の作品は初見(多分)なんですが、えらく面白いんですね。びっくりしました。

お盆の日に主人公の男の前に現れた美女が実は幽霊で、そうと知っても恋心が止められない男を巡る怪談話。とにかく、血の気がなさ過ぎる女が怖い。連れの侍女幽霊(余計なこと話し過ぎ)までもがめっちゃ怖い。幽霊じゃない、ワンンカットしか出てこない婚約者の女までやたらと怖い。幽霊たちがびゅーんと横移動する姿に外国人のお客さんは声を上げて笑ってらしたが、やっぱりこういうのは日本のものなのかね。

長屋の町と家を滑らかに移動するカメラとそこに居る元気な女たちと子どもがかっこよかった。主人公と幽霊のセックスシーンも素敵だったな。全体的には照明の見事さに感動した。

中々見る機会のない映画を見れて今年もフィルメックスさんには感謝だわとご満悦。会場に若いお客さんが殆どいなかったことだけがちょいと気になった。

そんなこんなで、岸川真さんの文章が更新されました。読んでみましょう。山の上ホテル行きたい。