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11.22

『接吻』

そして朝イチ、タクシーをぶっ飛ばして病院に行き「曜日勘違いしてました〜☆」とお茶目な嘘をついて無事診察を受ける。手続きのミスのため難病認定の申請書がまだ手元に届かず、薬代だけで一万五千円も取られたことはかなり痛かった。

しかしそんな苦痛も夕方フィルメックスさんで見た『接吻』(万田邦敏監督)のあまりの素晴らしさにぶっ飛ぶ。

一年以上前から見るのを楽しみにしていて、いつ公開されるのかとハラハラしていたのですが、どうやら来年3月にユーロスペースさんでの上映が決まったらしく、皆さんにはぜっっっったいに劇場で見て頂きたいので詳しくは説明しませんが、とりあえず、主演の小池栄子の一挙手一投足に寒イボ立ちまくり&涙が止まらない。勿論他にも褒めどころは山ほどある素晴らしい映画なのですが(ホテルでの会話のシーンとか寒気がした)、ちょっとこの小池栄子はあまりにも衝撃的でした。あの、愛する人を語るときの笑顔の凄さったらもう。どうか実際に見てみて確認して下さい。タイトルの衝撃的な意味も作品を見るまでは理解不能。こんな愛の映画の脚本を夫婦で書いてしまう恐ろしさに改めて映画の怖さを実感したりした。久しぶりに観賞後言葉をなくしてしまった。