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12.22

「グラインドバウス」

そしてやっと久しぶりの映画に久しぶりのオールナイトをチョイス。

吉祥寺バウスシアターさんでの「グラインドバウスvol.1」を見に夜な夜な足を運ぶ。

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チラシもかっこEですね〜、ってことで、グラインドハウスと化したバウスさんで怒濤の3本立て。休憩なしで好きな時に出入り自由という本格派。

『影なき淫獣』(73年)セルジオ・マルティーノ監督、冒頭の裸体の姉ちゃんたちの絡みは今イチ意味不明だったが、エロとサスペンスの醍醐味を堪能できる素晴らしい映画であった。必要以上の階段落ちには笑った。しょうもないガールズトークやらチリチリパーマのビッチやら、タランティーノがお気に入りわけも納得。

『シー・デビルズ・オン・ホイールズ』(68年)、ハーシェル・ゴードン・ルイス監督、「マン・イーター(MAN EATER)」という名の女バイカーグループ、スローガンは「セックス!勇気!血!男なんかクソ食らえ!」。鈴木則文監督の『女番長ブルース』を彷彿させる激しいノリなのかと思いきや、驚きのテンポの緩さ(バイクの速度遅過ぎ)に一瞬拍子抜けするもだんだんその空気の虜になり、衝撃のラストには一人で拍手を送ってしまった。男を食いまくるわりにはセックスシーンは一切なし。でもすっげえ面白かったです。クイーンと呼ばれるド派手な番長の笑い方が自分と似てる気がしたのは多分気のせい。

で、ラストの『サンゲリア』(79年)ルチオ・フルチ監督は、DVDを所有してるため(某文豪にお誕生日に頂いた)つい油断して眠りこけてしまった…。でもラストのゾンビだらけのNY大会はやっぱりかっちょよすぎて痺れた。

さすがに寒い時期のオールナイトは腰にきたが、大満足な夜明けでございました。

ロビーで売ってた「爆音ビール」も気の利いた味で美味しかった!!