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1.29

『再会の街で』

なんとなく、どうでもいい映画が見たいなとナメた態度で『再会の街で』(マイク・バインダー監督)を見に行ったら、まんまとハマって08年初号泣の勢いで涙を流してしまったピュアな私。

9・11の飛行機事故で妻と3人の娘を亡くして以来気がふれてしまいゲームと部屋の改装と原付スクーターでマンハッタンを徘徊するだけの日々を送っている主人公と彼の学生時代のルームメイトだった歯科医が偶然再会して再び友情を育んだり喧嘩したりと全く派手さのない物語なんですけど、これはもうアダム・サンドラーがやばい。普段のマッチョなコメディアンのイメージが一切なく、ファニーで可愛いのに切なくて哀しい佇まいが見てるだけで泣ける。だいぶ惚れた。めっちゃ引っ張ってから初めて自ら家族のことを話すシーンと妻の両親に自分の気持ちを告白するシーンは特にやばし。しかもドラム叩いたりギター弾いたりまでしてずるい。かなり惚れた。

真面目過ぎないドン・チードルも中々良く、二人がはしゃいでスクーター二人乗りしたりジャムってる(字幕引用)無邪気な姿はとても良かったです。124分がちょっと長過ぎると感じなくもなかったが、意外な拾い物で嬉しい作品でありました。

久しぶりに見たリヴ・タイラーが以前と全然変わってなくてびっくりした。終盤突然出てきたやったら存在感のある裁判長がドナルド・サザーランドだと途中で気付いてびっくりした。

美味しい鴨が食べたいの、ってことで夜は真鴨堂さんへ。たたきになってもパテになっても美味しいやつめと鴨の神さんに感謝(全然関係ないけど今年の改源のCMはかなりヒット)。