2.05
『動物、動物たち』
実は初体験なニコラ・フィリベール監督、『動物、動物たち』(94年)を見に行ってきました。
パリ国立自然博物館が再建される様子のドキュメンタリー、ってか、単に監督が「剥製っておもしろくね?」と思って撮っただけやろと突っ込みたくなるような作品でしたが、確かに面白かったです。あらゆるほ乳類の見事な剥製がトラックの荷台に乗って運ばれてたり、普通はファイルが置かれているような棚に所狭しと猿の剥製が並べられてたり、一から剥製が作られてる過程を眺めるのはただそれだけで心躍った。マンモスの剥製を移動させる際は濡れタオルが必要、とか、アライグマの口元には紙粘土、など色々勉強にもなりました。それらを黙々とこなすパラタクソノミスト(さっき覚えた)さん達の真剣な顔も素敵だった。こんな仕事してる人と結婚したいと思った。たまに現れては「動物の配置に物語がない」とダメ出ししまくるおじいちゃん(何の専門家かは不明)がかっこ良かった。59分と言わずもうちょっと長く見てたかった。
それにしても剥製ってほんと立派できれいなものなんですねえ。20年後にはぽんず様も。
デ・ニーロがオバマ候補を応援してる映像を見て思わず笑ってしまった…。でも私クリントンがいいなあ。自分の野心のために世界中に知れ渡った旦那の浮気を許すなんて並の男の比じゃない根性だと思うんですけど。