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2.24

右門×2

何?このアシスタントディレクター

まあええわ。

何回行っても動物園の檻にしか見えない喫煙所が素敵な新文芸坐さんに中川信夫監督作品を見に行く。

『右門捕物帖 片目狼』(51年)&『右門捕物帖 緋鹿の子異変』(52年。タイトルの意味がよくわからないと今気付いた)、別にアラカンファンってわけでもないけどマキノに続いてアラカン主演。

片目狼はそれは立派なチャンバラ映画で、でも「右門なかなか出てけーへんな」と思ってたら実は最初から出ずっぱりの人だったとクライマックスで気付いた私に何か言う権利もないとはわかってるんですけど、でも、チャンバラ以外にも冒頭の大きな飲み屋で女たちが唄いながら階段を上ったり下りたりしてるミュージカルみたいなシーンや片目狼と姐さんの恋いのやり取りがかっこ良過ぎて痺れました。

『緋鹿』はそれはそれは立派なサスペンス映画で、歌舞伎の舞台と殺人事件が平行して進んでゆく始まりからかっこ良過ぎて痺れっぱなしでした。ラストの雪は泣けた。クールなキャラの右門に惚れかけた。

両方の作品に出てる名前はわからない俳優さんが、一瞬ほんまに嶋田久作本人なんじゃないかと思ってしまったくらいそっくりでびっくりした、とご報告。

と言うことで、いってきまーす。