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2.28

『たそがれ』

岸川真さんの連載が更新されました。感動の最終回なので是非ご一読を。

早速現実に戻って映画映画(&買い物&酒)の日々再開、と意気込んでも、駅まで行って改札を通る際に財布を忘れた事に気づいてとぼとぼ家まで戻ったり、居眠りしてたわけでもないのに生まれて初めて電車を乗り過ごしたりしてしまい、頭はまだまだ温泉モードっぽい。

それでもなんとか上映時間には間に合って、いまおかしんじ監督の『たそがれ』をレイトショーで鑑賞。成人映画としてのタイトルは『いくつになってもやりたい男と女』ってことで、基本的にはポルノ映画なんですが、中学時代の同級生が65歳になって同窓会で再会しお互いの初恋を確かめ合う物語はとっても素敵な恋愛映画で、だいぶ感動しました。主人公と相手の女性がラブホテルに入ってセックスするまでの長く丁寧な一連のシーンが特に良かった。ちょっとしか出てこない主人公の妻が最期にエロを求めるところもなんか泣けた。学生時代の回想シーンをおじーちゃんおばーちゃんたちがカツラかぶって演じてる姿にも感動した。ただ、ちょっとでも引きの映像になるとピンボケになることとアフレコのタイミングが酷すぎることが狙いなのかどうかはよくわからなかった。

これが「老人の性」についての映画として相応しいのかは微妙やけど、確かに若者の惚れたはれたじゃ感じられない想いはなんとなく理解できた、気がする。若者の惚れたはれたもよくわかってない私が言うのもなんですが。