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3.31

『ノーカントリー』

見る直前に過去の作品タイトルを思い出そうとしたら殆ど全部見てるはずなのに3つくらいしか正確に思い出せなくてしかも一番好きなのはデビュー作の『ブラッド・シンプル』かもな程度の興味だったと今更気づいたコーエン兄弟監督の『ノーカントリー』を鑑賞。

犯罪絡みの大金を手に入れて逃げる男と精神異常気味な殺し屋の追う男とふたりを追う老保安官を巡るサスペンスはそれなりにドキドキし、それこそ『ブラッド・シンプル』を彷彿させる作品の雰囲気はおお最近の監督作の中では一番いいんじゃないのと結構感興奮し、私がコーエン兄弟を今イチ好きになれない最大の理由であろう中途半端な茶目っ気感が薄いところに感心してたら、ラストのオチが残念過ぎてずっこけた。それ以外が嫌いじゃなかっただけに無念度大、老保安官が会話するラストだけで十分だったのにと思ってしまった。

河を泳ぎながら犬に追われるのはなんか良かった。奥さん役の女優さんが可愛かった。殺し屋役にそっくりな俳優(日本人)の名前がわからない(しゅっちゅうドラマとかで見んねんけど意識したことなさ過ぎて糸口すら掴めない)。生々しい描写が苦手な私は弾丸を抜き取るシーンで目をつむらせて頂きました。