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4.11

どん女

本日は、フィルムセンターさんでジャン・ルノワール監督の『どん底』(36年)と『恋多き女』(56年)を見ました。見ながら、「こんな、ジャン・ギャバンに階段の下から見つめられたイチコロよな」とか「メル・ファラーは『トイ・ストーリー』のウッディにそっくりやな」とかアホみたいなこと考えつつも、それはそれは深く感動したのでした。終わり。としか言いようがにゃい。イングリッド・バーグマンのガタイの良さにもちょっと感動したり、ほんまに私は映画の中で唄って踊ってる人たちを見れば満足なのかもと再認識したりもしましたが。

あ、でもこのふたつを続けて見て、社会のどん底にいる人たちのモラルと上流階級にいる人たちのアンモラルな感覚が同時に成立してるのが面白いなと思いました。以上。

それにしても、あの、片手間仕事感100%のルノワール特集テーマ曲が頭から離れないのはどうしたものか。恐るべし教授。