BLOG

6.11

改めて『ミスト』

で、フランク・ダラボン監督の『ミスト』なんですがね。その名の通り、謎の霧に包まれた人々がスーパーマーケットに逃げ込み霧の中から現れる謎の物体と戦う物語、なだけならよくあるパニック映画だがそうじゃないから本気でハラハラしたりイライラしたりしながら夢中になってしまった。なにがそうじゃないのか上手く言えないんですけど、かなり面白かったです。最後は堕ちたけど。よくあるハリウッド映画と思ってかかると火傷するぜよ。

見ながら、私キリスト教もユダヤ教もよくわかんねーんだけどなーとか撮影場所スーパーだけで楽そうやなーとかちょいちょい余計なことを考えたりもしたけれど、最後には「単純に良く出来た映画じゃん!堕ちたけど」と楽しんだ気になったのも束の間、全然単純な映画じゃなかったことを悪魔師匠の日記で知り、自分の単純さとアホさに更に堕ちたり。そんな私でもさすがに子役の芝居とマーシャ・ゲイ・ハーベイのぶっ飛んでる顔はほんまに凄いなとびっくりした。時々挟まれるお決まりの小芝居の細かさはかなり笑えた。

このラストに関しては、まあ、一日経って冷静に考えると大変よろしいかと思えてきました。堕ちたけど。ただ、『ショーシャンクの空に』を撮った監督がこんな映画を作るなんて、彼の人生にも色々あったんだろうなあと思いを馳せずにはいられません。既に上映館がかなり限られてきてるけど時間があれば見てほしい。堕ちるけど。

ちょっと前に、とりあえず「打ち合わせ」と「ミーティング」って言葉を使いこなせばなんかやってる人っぽく見えるんだという発見をし、それ以来ちょいちょい嘘ついてでも使ってきたけど、本日は生まれて初めてほんまに打ち合わせっぽい場所に出席する。そんなせっかくの体験なのに、ぼーっと壁のシミとか見つめてる間に終わってた。無念。