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7.10

『パリ、恋人たちの2日間』

佐藤央さんの連載が更新されたので読んでみましょう。それでも私はヴィゴ様のリーゼントがなだぎに見えたんですよ。

意外とジュリー・デルピーが好きなんです、ってことで彼女の監督・脚本・音楽・主演作『パリ、恋人たちの2日間』を見に行ったら客が3人で驚いた。

フランス人女とアメリカ人男のカップルがパリの彼女の実家で過ごす2日間なだけのストーリーなんですけど、ひたすら英語とフランス語が入り乱れた会話が交わされまくる様子が『ビフォア・サンセット』を思わせる小粋な映画でござました。あと10分短かったらもっと良かった。最近よく見かけるアダム・ゴールドバーグも中々良かった。パリが全然かっこよく見えないのも良かった。両親役を実際の両親が演じているという出自の良さも私好みで気に入った。フランスでタクシーはあんま乗りたくないなあと思った。私も35歳になってもこれくらいモテたいなと思った。

と、2日続けて女性監督の映画(その前日は女性脚本家か)を見てみたが、どの作品も子宮臭くなければ自意識過剰空回り系でもなければ頭でっかちオタク風でもない気持ちの良い映画たちだったので大変満足。よかよか。