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8.04

『片腕マシンガンガール』

あかんこのままじゃ映画でも見ないとほんまに脳みそ溶けるとさすがに危機感を抱く。それでも日が暮れてからの近所が限界。ということで数日振りに映画館に足を運び池袋ロサさんでレイトショー公開中の井口昇監督最新作『片腕マシンガンガール』を見てみたら、ふやけた脳みそもぶっ飛びまくる面白さでびっくりしまくり興奮しまくり一人でテンション上がりまくり。やっぱり映画っていいものですね。

タイトル通り、片腕がマシンガンなガールが家族を殺された復讐に燃え、「殺す以外の報復はあり得ない!鬼になる!」と呟いて、セーラー服を血に染めながらヤクザを相手に戦いまくる。画面の6割は血しぶきでカメラ汚れてるけど、アクションシーンからスプラッターシーンからとにかく全部がかっこいい。日本刀や手裏剣やマシンガンやドリルブラジャーが出てきても全然ちゃちくなくて、本気度の高さに心底感服。ロケ場所も全部かっこ良かったなあ(一瞬『殺しのはらわた』かと思ったけど)。天ぷらには笑ったなあ(奥さんの芝居は本気で怖かったけど)。まともな人間はひとりも出てこないけど、なんかすごいまとも。

主演の八代みなせクンがまたよろし。これが演技初挑戦とはとても思えない気合いの入った眼にはかなりどきっとさせられました。亜紗美の壮絶な芝居も感動的であった。さすがは井口監督で、どんなに血で汚れても女の子たちがちゃんと可愛く見えるのがまたまたよろし。最後にはちゃんと制服が破けてブラジャーが見えるのもよろし(最終的にはえらいことになってたけど)。HPのコメント欄に鈴木則文監督と大林宣彦監督のお言葉が続いて並んでる異様さもよいではないか。

と、大満足な観賞後久しぶりに勢いでポスターなんて買っちまったぜ。これがまたかっこええの。Tシャツも勿論マストバイでしょ!と思ったら売り切れで超ショック。再入荷後絶対買い行く。

キオスクでタバコを買おうとしたら身分証の提示を求められました。一週間後には29歳になるんだけどナ…。