8.23
『俺たちダンクシューター』
コンタクトレンズを買いに眼科に行ったら「こんな傷だらけの眼球に処方できねー」と激しく罵られたうえ約一週間の眼鏡生活が義務づけられてだいぶブルー。眼鏡に合う眉毛の形とアイメイクがわからない。これを機にレーシックを真剣に検討中。
で、なんか最近真面目な映画ばっか見てんなと反省し気分転換に『俺たちダンクシューター』(ケント・オルターマン監督)を見に行ってみたら、これがちょっとバカに振り幅広げ過ぎたかと更に反省。『俺たちフィギュアスケーター』でうすうす気づいてたけど、やっぱり私はファレリー兄弟かジム・キャリーレベルのアメリカン笑いじゃないと本気で大爆笑できない。でも一人で見てるレベルを遥かに超える笑い声は上げたし、やっぱり基本的にこういう映画は嫌いにはなれないんですが。
バスケの弱小チームをメインになんとなく感動的なストーリーは基盤にあるものの、映画の殆どが脈略のない微妙な笑いと下ネタで構成されていて(しかもその9割がネタ振りのみで、オチは丸投げ)、そのバカバカしさとこんな映画にウディ・ハレルソンが本気で準主役を張ってるという点ではアメリカ映画の懐の深さを垣間見た気がしなくもない。バスケシーンはそこそこかっこよかったし。しかし、主演のウィル・フェレルの顔がコメディを演じてるのに見てるうちに本気で切なくなるほど冴えないのも乗り切れない理由のひとつと思われる。拳銃だのかぶりものだのセックスシーンだの、もっと面白くできたんじゃないかと憎めない作品だけに惜しいという後味が大いに残ったのでありました。でもこの完璧なまでの意味のなさは好きやけどね。
突然寒くなったのは大変嬉しいが、このまま秋になられるとせっかく衣替えした夏服の半分も着れてなくてそれはちょっと。