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8.28

『ダークナイト』

で、クリストファー・ノーラン監督最新作の『ダークナイト』を見に行ったんですけどね、私これ、ずっっとdark nightって意味かと思ってて、映画中「おおお確かに暗い夜やばっかりな」(病院爆破のとことか取調室とか)と感心しながら見てたらラスト3秒で実はdark knigt(暗闇の騎士)って意味だったと知ってとんだ大どんでん返しにひとりで衝撃を受けるという間違った鑑賞法をしてしまってたのでした。ははは。

バットマンVSジョーカーの物語、だいぶ面白かったけどだいぶ長かった。ちかりた。色々詰め込みたい気持ちもわかるけどやっぱ152分はいらんかったような。ただの勧善懲悪じゃないヒーローと悪役ってのはよかったけど最後の方ごちゃごちゃし過ぎて何が善やら悪やらようわからんようなってたし。映像もちょっとごちゃごちゃし過ぎてたか(『バットマンビギズ』の時にも思ったけどこの監督さんアクションシーンだいぶ苦手よね)。

それでもヒース・レジャー扮するジョーカーが出てくると興奮できたし、全体的にお金かけまくりの豪華感は中々良かった。カーチェイスのシーンはかっこよかった。タイヤでか過ぎバイクVSジョーカーのシーンには痺れた。『グリーンマイル』の黒人さんには心打たれた。冒頭の銀行強盗も結構好きだったな。それにしてもここまで主要登場人物が全滅する映画も珍しいだろうと感心、作ってる人たちはだいぶひん曲がった性格してはるんやろうなあと妄想。

バットマン役のクリスチャン・ベールがどうしてもトム・クルーズのまがい物のしか見えず困った(バットマン化した時の声低過ぎやろ)。ゲイリー・オールドマンが年寄りになっててびっくりした。マギー・ギレンホール、男ウケは悪いやろうけど個人的にはかなり好み。ほんでヒース・レジャー、頑張りまくってるのはよくわかるけどちょっとやり過ぎかなと思ったけどヤク中だったなら仕方ないのかと思えるお芝居でした。パトカー箱乗りシーンの笑顔は本気で怖かった。結構好きだったからやっぱり残念。