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9.01

『TOKYO!』

毎度恒例の、時間と場所が丁度いいからというゆるい理由で『TOKYO!を見に行ったらロビーにもの凄い人集りが出来ててびっくりしてたらうっかり今日は映画の日だったのね(毎月一日は千円だそうな)。つい下品な暴言を吐きかけたが知らん人に殴られたりするのはイヤだから自粛。アメリカ、フランス、韓国の人気監督が東京を舞台に撮った作品のオムニバス映画だそうな。

で、ミシェル・ゴンドリー監督の『インテリア・デザイン』。加瀬亮とセガールの娘のカップルがヴィジュアル的に可愛らしくて良かったです。前々から感じてた、この人は素直にPV監督に専念した方が儲けられるんじゃないかという思いが一層強くなったりしました。あと、久しぶりに見たセガールの娘が意外とかっこよくて伸ばしかけの髪をまたばっさり切りたくなったりしました。

で、レオス・カラックスの『メルド』。他のに作品が「NYかソウルで撮れば?」って感じだったのに対して冒頭ゴジラの音楽がだけでモノの違いが感じられて、後はドゥニ・ラヴァンの身体やら爆弾で人がぶっ飛ぶのやら謎の言語を聞いてるだけで「ああやっと映画が見れたわ…」と安心しきれたのでした。素晴らしかったです。知り合いがちょこちょこ出てて羨ましかった。

で、ポン・ジュノの『シェイキング東京』。元々ポン監督は嫌いじゃない派なんですが、さすがにこれは頂けなかった…。話のネタも映像もダサダサでゆるゆるな一昔前のアニメかよみたいな。ラストのオチはさすがにギャグですよねみたいな。唯一蒼井優の可愛さに救われるも予想以上に出番が少なくがっくし(香川照之過多)。ピザ屋のダジャレもどうかと思ったぜよ。

でも多分ロビーにいた殆どのお客さんは、一本目でアート気分の自分に酔い、二本目で不愉快になり、三本目でやっぱりダサいトレンディドラマ感覚に一番落ち着きを感じたりするんだろうなあ。渋谷で暴れてやろうか。

テニス、なんか急にここまで盛り上がられたら逆に冷めるわー。でも明日は録画してでも見るけどね。