BLOG

9.08

『天安門、恋人たち』

原宿に用があったついでに久しぶりにオモサンでお買い物をしてからついでにロウ・イエ監督の『天安門、恋人たち』を見てく(疲れてたから予告の間に寝ようと思ったらそのまま冒頭10分見逃してしまったけど…)。1989年から10年間の世界と中国のあるカップルの激動の歴史物語、が、過激なエロシーン満載でお届けされるため中国では上映禁止&監督さんは5年間活動禁止処分になったそうな。という情報を事前に知ってたのでもんの凄いのを想像してたが意外と普通にセックスしてるだけだった。どうでもいいねんけど。

いかにも低予算(想像)で自主映画チックに騒がしく動き回るカメラで140分はちと長過ぎて疲労は増してしまったけど、この勢いはなんか嫌いじゃない、かも。主人公の女の若さ故のトリッキーさとか男の未熟さとかもう勝手にやっといてと思わずにはいられないレベルやねんけどほんとにみんなが身勝手過ぎて憎めない。こんなん見て感傷に浸ったり感情的に怒る気にはならねえ。女のセックスに走る理由は笑えたし、ラストの不幸感も中々良かった。タイトルになる程天安門事件は映画に絡まないけど(原題の意味は分からんけど多分土地の名前)暴動のシーンもこんなことようやるなあと感心。低予算(想像)なのにどうやって道で車燃やしたり軍隊が銃ぶっ放したりドイツロケを敢行したり出来たんだろうと諸々気になった。で、勝手にその頑張りを買ってもいいかと思える映画だったのでした。友人の自殺はちょっと意味わからんかったけど。

頑張りと言えば、裸で頑張りまくってた主演のハオ・レイ、笑顔が素敵でちょっとうっとりした。パーマヘアはもうちょっと考慮の余地有りなんじゃないかと思ったけど。友人がとあるAV女優にそっくりだと言っていたがその人の名前を忘れた。

ぬおおお、つ、ついに明日は……。