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9.25

『阿賀に生きる』

なんと驚異的に衝撃の今回が初見という事実、佐藤真監督作品『阿賀に生きる』(92年)をアテネフランセさんにて。初めて見るのが追悼特集というのも哀し過ぎる話ですがこの機会に見れてよかった。

新潟水俣病の舞台となった阿賀野川流域に暮らす人々を三年間にわたって撮影、と今更私が説明しても仕方がないようなドキュメンタリー映画の名作、確かに115分じゃ短いよおと駄々をこねたくなる映画でございました。途中の字幕の文字が渋過ぎていくつか読解できなかったという心残りはあるものの、東北の人は無口で無表情という思い込みが全く間違っていたと反省、出てくるおじいちゃんおばあちゃんの唄って踊る姿が泣けた。餅屋の老夫婦のやりとりが泣けた。岡本太郎似の船職人のおじいちゃんの笑顔が泣けた。以上。なんかプログラムに変更があって実はまだ見れるっぽいのでなんとか駆けつけたい。