BLOG

10.17

『東南角部屋二階の女』

せっかくさあ結構なお金払って結構な時間かけて念願のケラスターゼトリートメントを美容院で施してもらったのにさあ最終的にはストレートパーマを猛烈にプッシュされてさあ。ちょっぴりしょんぼり。

まあ何はともあれ主演が西島秀俊さんですから。しかも加瀬亮ですから。池田千尋監督作品『東南角部屋二階の女』を見に行きました。私よりも若い女性監督、ええこっちゃ。

ひょんなことからボロアパートに暮らすことになった三人の若い男女、それぞれに問題があるようなないような、そんなお話が特に奇をてらうことなく地味にシンプルに描かれているのは嫌いではないなと思いながら見ていたのですが、映画が進むにつれてだんだん「いくらなんでも地味過ぎないか?」と不安になってきて、映画が終っても尚その不安は解消されることはなかったのでした。なんやろう、このなんて言っていいかわからん感。脚本がスカスカってわけでもなく演出がダメダメってわけでもないのに終った瞬間「え、だから?」と言いたくなるような。角部屋の女が大して活躍せえへんし。監督さんの腕の見せどころが掴みきれなかった。でもこの内容にこのキャスティングはもんの凄い贅沢ってことはわかった。むしろ西島さんも加瀬さんもあまりにイメージ通りの配役で、贅沢に完璧過ぎて面白味がなかった。塩見三省さんがかっこ良過ぎた(娘役の子の声の低さが気に入った)。香川京子さんが主役級とはちょっと予想外で驚いたけど、当たり前に美しかった(ネックラインが素晴らしい。お手入れ方法を教えて頂きたい)。三人が飲み屋で働いてるシーンはなんだか可愛らしくて良かった。

っていうか、なんか西島さんマッチョになりましたね。スウェットから透ける胸板が厚くてびっくりした。個人的にはあと5ミリ髪の毛長い方が好み。っていうか、こんな人がお見合いに来たらその場で式挙げるし。こんな〆でごめんなさい。