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12.02

『リダクテッド』

お願いだから誰か私に沢尻エリカと北川景子の見分けの付け方を教えてとひとりごちながら久しぶりのシアターNさんにブライアン・デ・パルマ監督最新作『リダクテッド』 を見に行く。
なんの偶然か先日見たロメロ先生の新作とクリソツな、映画学校を目指すアメリカ人の若者が入学試験に提出するビデオのため軍の様子を撮影しいる映像がポイントオブビューとかいう主観映像で映画は進む。でもその中に誰が作ったのか不明なフランス語ナレーション付きの別のドキュメンタリーが挟まれたり色んな国のYouTubeが挟まれたりニュース番組が挟まれたりするもんで途中で誰がなんの目的でこんなフィクション映画を作っているのだとちょと混乱してしまった(多分ロメロ先生のがあまりにも明確だった影響があると思われ)。タイトルの単語の意味を見る前に知っておけばよかったのだろうか。なんか、今でも腑に落ちたような落ちないようなモヤモヤ病。ダラダラ長くなく、90分への編集されっぷりはよろしかったけど。
映画に出てくるバカ丸出しなアメリカ軍やら彼らの酷い行動やらはどっかで見たことあるようなないような(米兵よりもラストの能天気な友だち達の方がある意味衝撃的だった)。「傍観者」と言い切りながらレイプに抵抗する女の手を押さえるのって有りなのかよと引っかかった。地雷の前振りは長過ぎやろと思った。そしてブッシュはあっさり間違いを認めるのかという国をかけてのオチには驚いた。