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12.04

『1408号室』

おっと実は大好きジョン・キューザックの主演作を見逃すわけには行かぬと近所にミカエル・ハフストローム監督『1408号室』 を見に行く。ステーヴン・キング原作。
オカルト作家の主人公がサミュエル・L・ジャクソン(めちゃちょい役)演じる支配人の制止を振切りNYのとあるホテルのとある一室に取材のために泊まり込みそこでえらいことに襲われる。ほぼジョンの、1408号室相手に一人芝居だけで構成されてる 104分間。その中で起こる幻想なのか現実なのかわからないあれこれが、見ててジョンが不憫になるのでちょっと疲れるも、久しぶりにしっかりしたホラー見たなあと結構満足出来たのでした。主人公がサーフィンをするシーンでなんとなくオチは見えたしおおすごい!と思うようなポイントがあったわけではないしひー怖い!と震えたわけでもないけれど(向かいの窓はちょっと怖かった)。なんと言うか、映画の中の異様な世界が妙に納得できて良かったと言うか、そんな感じ。監督がスウェーデン人ってのがなんとなく腑に落ちる。
それにしても、娘を思って泣くジョン・キューザックはいつも泣ける(『さよなら。いつかわかること』見てね)。この人の、だらしない体つきと冴えない顔から漂う妙な魅力ってなんだろうとしみじみ。付き合いたくはないけど元カレとしていてほしいような、そんな感じ。