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12.10

ストローブ=ユイレ

昨日は、会社の忘年会にて中華とワインの過剰摂取により撃沈。でも密かに抱いていた来年の野望があっさり叶いそうだと判明してしやわせ。

本日は、たまには真面目な映画も見る、ってことでアテネフランセさんのストローブ=ユイレ特集に向かう。でも本日のファッションテーマは真面目な映画青年たちにいかに「キチガイが来た!」と思わせるかってことに焦点を絞ってみました。もの凄い勢いで指差されたりタバコ吸ってるだけで怯えられたりしたので一応の成功は収めたように思う。
そんな格好でもきちんと『あの彼らの出会い』『ヨーロッパ2005年、10月27日』『アルテミスの膝』『ジャン・ブリカールの道程』を見たのですよ。ストローブ=ユイレは、音声言語の含蓄、音楽的抑揚に重きをおいておりその厳密な画面構図と時間構成、計算された身振りと廃棄しえない偶発性の弁証法は映画表現の革命的な潜勢力を示唆している 、そうだが(無断転用で怒られるのかな)、一気に見た4本の中身をシャッフルされても気づかないかもしれないという危惧を抱きつつあらゆる画面のかっこよさに静かに興奮したのでありました。イタリアの小鳥と犬はよく鳴くと知った。

静かな映画中お腹がぐーぐーなって大変だったので 観賞後誘われるがままにごはん。気づいたら自宅の床暖に地球規模で映画偏差値の高い人たちが転がっていたのであった。