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1.19

『そして、私たちは愛に帰る』

実は見たのは昨日なんですが久しぶりの映画ハシゴにやたらと体力を消耗し家に帰った時点でヘトヘトだったので今日のネタになったのでしたとさ。
ってことでファティ・アキン監督『そして、私たちは愛に帰る』を見にシネスイッチ銀座さんへ。今年も相変わらず受付嬢はべっぴんさんだった。
ドイツとトルコを舞台に、はなればなれに生きる三組の親子がすれ違ったりくっついたり。07年カンヌ映画祭で最優秀脚本賞(&全キリスト協会賞)を受賞したらしいこの作品、だからと言うかなのにと言うかここまで全てが不幸な偶然によって物語が進む映画も久しぶりに見たわと言うか、あまりにも脚本の中だけで世界がぐるぐるし過ぎな閉塞感に途中で疲れてしまった感が残る。これには私がドイツとトルコの関係や歴史を知らな過ぎるからという理由が大いに関係してるとは思いますが(始まってだいぶ経つまでどこが舞台の映画かすら気付けなかったしね…)、いっそ母娘と娘の友達の活動家に限定した物語で引っ張ってもいけたんじゃないかしら。家族のサンプルが多けりゃ感動も増えるってわけじゃないだろうしさ。先に見た『英国王…』の軽やかな不自由さの影響もあるか。
冒頭の殺伐としたガソリンスタンドがえらくかっこよかったりハンナ・シグラの存在感がやっぱすごかったり(台所でトルコ人と話すシーンはホラーかと思った)トルコの女刑務所がやたらパワフルで面白かったり、良い部分も幾つかあるようには感じたのですが。122分の結論としては、09年もどうやら私は家族ネタが苦手なようです。

本日は、ぽんず様なんか首のあたりにボツボツいっぱいできてるし!事件勃発により動物病院へ駆け込む。結果、ボツボツ自体は大事ではなかったのですが、久しぶりに量った体重がなんと恐怖の6キロ越え!どーりで寝てる時に乗ってこられたら本気で殺意抱いてしまうわけだよ。メタボリックなアラサーキャット(人間にすると30過ぎらしい)に有効なダイエット法をご存知の方、本気で情報求む。