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1.22

『大阪ハムレット』

雨やし寒いし化粧もお洒落もする気起らんし近場でふらっと見れそうな映画をと大変失礼な理由で光石富士朗監督『大阪ハムレット』を見に行ったら、これがなかなか。原作の漫画もシェイクスピアの「ハムレット」も読んだことはないのでこれまたNO知識&NOロマンだったんですけど(なんとなくの内容くらいは知ってるけど)。
大阪を舞台に、父親が死んだ途端家に転がり込んできた父の弟に戸惑いつつもそれぞれ悩みを抱える三兄弟をめぐるお話。数か所泣き狙いの感動演出が少しクサくて気になったが、それ以外特に印象に残るような凝ったところはなかった(ように思う)のにも関わらず、松坂慶子の妊婦姿に思わずホロリとしてしまった。このガタイにこのお腹は反則な様な気もしたが。
メインの三兄弟もみんな良くて、長男役はどっかで見たなーと思ったら『ごめん』や『かぞくのひけつ』の彼だったのですね。納得。二男のヤンキーも末っ子のおかまちゃん(クラスメイトの物分かりのよさがやや引っかかった)もそれぞれちゃんと泣ける。なるほどシェイクスピアを大阪弁で読ませるのは漫画より映画の方が特殊効果度高いなと思った。岸部一徳があまりにもただ岸部一徳だったことがやや残念か。工事現場のコスプレは反則な気がしたが。107分、もうちょっとテンポよくまとめてくれたらもっと良かったかにゃ。
見ながら、いくら大阪で撮影してるとは言えどこもかしこも見覚えあり過ぎやろ!と思ったら、ほとんど私が生まれ育った町が主な舞台だった。岸の里玉出てあんた(いしいしんじさんならわかってくれるはず)。