2.13
『感染列島』
へえ見たのは昨日なんですけどね、瀬々敬久監督『感染列島』。瀬々監督の作品は真面目に見続けてる観客ではないけれど、一度エキストラで参加した気がする。でもそれがどの作品だったのか未だに不明。
2011年の日本、謎のウィルスによりばたばた人が死んでいく中ウィルスとそして自分たちの限界と闘う医者たちの物語…、これがかなり立派なゾンビ映画で中々。感染した人たちがだらだら眼球から流血するのとか外国でのまさにゾンビの集団とか見てて面白かった。パニック起こりまくりの病院や廃墟と化した街なんかも貧乏臭くなくて良かったか。なのに、だから、主演の若手医者役妻夫木聡やWHOの職員役らしい檀れいの芝居シーンになる度半笑いになってしまうずっこけ感が残念。何故ふたりが外で話す度突然雨やら雪やら降り出すのか。銃を持った外国人の少年に「トモダチ!フレンズ!」と叫んで何が解決すると言うのか。とにかく妻夫木には今後ボタンダウンシャツ禁止令を出してほしい。あと、重要な中学生の女の子にもうちょっと演技指導をして欲しかった。藤竜也が浜村淳みたいな喋り方の意味もよくわからなかった。宮川一朗太が久しぶりに見れたのは嬉しかった。
さすがに138分、ちょっと長過ぎて疲れたがラストで檀れいが他の患者並みに荒れてくれるなら許す!と思ったけれどそうはなってくれず残念だった。アライグマが世界を救うわけでもなかったです。
まあ最も残念なのは、私がこの映画を通して感じたパニックよりも上映前劇場のロビーですれ違ったおじさんに「可愛いねー!ピュー!(口笛)」とされたことによる動揺の方が大きかったことでしょうか。四コマ漫画以外で初めて見たわ。
本日は、「非婚同盟」の続きが気になって気になって(かまってくれるまで言う)。