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3.07

『へばの』

見たのは昨日なんですけどね、しかも上映も昨日までだったんですけどね、二度と約束は破るまいという大阪での猛省を活かし、木村文洋監督『へばの』を鑑賞しに東中野へ行って参りました。満員御礼の大盛況で何より(ちなみにわたくし『ラザロ』は未見)。
青森県六ヶ所村にて、核燃料再処理工場で働く男とその恋人と父親の生活が男が被爆したことをきっかけに変化していく、という結構ヘビーな物語が、前半あっけないほどぽんぽん進んでいくのには一瞬あれれと思ったけれど、喪服姿の女が雪の中に立ちすくむシーンから映画がどんどんわけわかんなくなっていって、中々面白かった。81分という長さのせいかこれでもちょっとわかりやす過ぎると感じなくもなかったし、ナレーションの存在と父親のキャラクターが中途半端過ぎると感じなくもなかったし、いくら建替え後とはいえ立派過ぎるやろこの家はと感じなくもなかったが、北国の不穏な風景の中で不穏な出来事が起こっている感は確実に伝わったと思えたので良かったです。子宮目線で見るのとかよくわかんないけど、スタッフの名前に女性が多かったのも良かった。
冒頭の吹雪や激しい風の音がかなりお腹に響くのでこれ爆音で上映すれば面白いんじゃないのとふと思うもまさかあのタイミングであの曲が流れるとは予想外過ぎて…。選曲の理由は先日小耳に挟んだので納得はしていたのだけれど、それでもだいぶびびった。セックス中のクラクションにはちょっと笑ってしまった。次は東京で撮りたいというクイズ王の次回作に期待。

本日は、お日柄も良く友人の披露宴に参加。ハイアットでのパーティーは初体験やったけど、料理は美味しい煙草は吸えるしでだいぶよろし。
朝から3次会まで呑みっぱなしでへろへろになるもたまにはこういう華やかな場所もええもんやねと上機嫌で帰宅してポストを開けたら大阪の友だちから結婚式の案内状が届いていた。うむ。