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4.09

『デメキング』

いましろたかしファンとしては見逃すわけにはいかぬと思っていた『デメキング』(寺内康太郎監督)に間に合って一安心。でも果たしてあの「デメキング」が映画化とは一体どうなることやらと心中は不安。だってやっぱり「デメキング」、中途半端に面白くなってたらやだなーと思ったりしたのですが、結果、瀬戸内の田舎町と絶妙なテンポの悪さの中になだぎ武の存在が大きな助けにもなって(ビジュアルが原作そっくり)、よくまあこんな人をナメきった映画が作れたもんだと軽く感動できました。全然面白くないから面白くて。もちろんものすごく真面目で真剣な映画なんですけど、なんか、これを面白いと思える自分で良かったと思えた。いましろ先生ありがとう。
ただ、脚本自体もいましろたかしが書いてるってことで、原作と違う部分はあるものの基本的には漫画通りで、そうなるとやっぱりあの漫画から漂うどうしようもない哀しさみたいなものが映画だとポップな感じになってるのがちょっと残念だった。なだぎの筋トレ姿よりもイカ焼きを作ってる長回しの方が泣けるはず。バイク姿はやたらかっこよかったけど。スミス夫人も立派になったもんだ。
まあそれにしても「デメキング」。平成30年が楽しみなり。