BLOG

4.18

『映画は映画だ』

上映前のロビーで韓流派のおばさまたちが今回で何回目の鑑賞かを自慢し合っているのを聞いてイケメンアイドル映画かよと見くびりかけたチャン・フン監督作品『映画は映画だ』 、これが予想外の面白さでえらくびっくりしたセヨー(サングラスはチョイでか)。退院後最大の興奮度スムニダ。主演のふたりも確かにめっちゃかっこよく(日本人よりガタイがいいのがええわー。)すっかりにわか韓流派。初めてキム・ギドクを見直す(原案、製作だそうな)。
俳優を夢見たこともある孤独な映画好きヤクザとチンピラみたいに暴れ者な映画スターがひょんなことから知り合ってなんでか映画で共演することになるという一見ふざけたストーリーがうまいこと映画にされてて、映画を撮影中のヤクザと俳優の現実とのバランスが絶妙だったり、この映画の、映画の中の映画の(まあ見てみて)アクションシーンも全部えらいかっこよかったり、チャンさんこれがデビュー作とは驚き。男臭さ全開なのに男の涙に何回か泣かされかけたセヨ。全然似てないのに、ラストカットのソ・ジソブが浅野忠信に見えてびびったセヨ。ヤクザの社長役はヘイポー似。
ごくごく真面目にイケメン&アクション&感動、うっかりこんな映画が作られる国だとはとこれからもうちょっとマメに韓国映画をチェックしようと思いました。いやあ惚れた。