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5.11

『スラムドッグ$ミリオネア』

ミーハーっ子としては一応見とくべかとかなりお久しぶりなダニー・ボイル監督作品『スラムドッグ$ミリオネア』 を近所にて鑑賞したのですが、大まかな感想を先に述べますと、本日やっとゲットした念願の平子理沙写真集『Etoile(エトワール)』 を帰宅直後に鑑賞したときの興奮の方が大きかった、というところでしょうか。男性向けか?ってくらいエロくて可愛くて綺麗。栄作に軽くジェラシー。
で映画は、みなさんご存知の通りスラム出身の青年(のことをスラムドッグと呼ぶそうな)が高額賞金クイズ番組出てドキドキハラハラ的な。アカデミー賞を受賞したこの作品を、イギリス人監督が都合よくインドを捉えた世界の中で主人公に都合のいい問題ばかりが出題され最終的には都合の悪い人間は全部死んでくれたし金と女を手に入れたしでそれはそれはハッピーエンドで良かったね、としか感じられなかった私の心はいかがなものか。でも全然興奮できなかったら致し方なし。この、ちょっとかっこいい風の演出(基本斜めな感じが意味不明)がウケてるのか貧困な不幸から健気に頑張るインド人の姿を上から目線で眺めるのがウケてるのか、盛り上がりポイントすらよくわからんかったぞよ。見ながら、終盤なんでこんなドキドキしてんねやろ自分と思ったら、それは映画に対してじゃなくクイズの正解に対してだと気づいた。
って途中まではこんなに文句言う程ムカついてもなかったのだけれど、最後の中途半端なインド映画風エンドロールがどうも気に障って仕方なかったので怒ってみたのでした。こういうの気持ち悪くてほんと嫌い。2時間ひたすら座ってアンサーしてるだけの芝居でレッドカーペットを歩けた彼はちょっと羨ましい。