BLOG

5.26

『チェイサー』

運動会って秋じゃないのか!?数日前から隣りの小学校が朝も早よから大音量で嵐の「Belive」を流しまくったり不穏ささえ漂う不協和音な吹奏楽の練習を始めたり応援団の太鼓叩き出したり、うるさーてしゃーない。そんな状況から逃げるため新宿に出てナ・ホンジン監督『チェイサー』を見てみた。
女ばかりを狙う変態の殺人犯と元刑事だが今はデリヘルの元締めをしている主人公の追走劇。アメリカではレオナルド・ディカプリオによるリメイクが決定していたりHPを見る限り錚々たる方々が絶賛のコメントをしていたりと評価高めな今作品、でもごめんなさい私はえらく退屈してしまいましたのでした。面白くないってわけではないし監督デビュー作とは思えぬ風格やっぱ韓国映画ってすげえなは思うのですが、なんか、途中で飽きた(ほんとごめんなさい)。妙にやたらと細かいことが目について、犯人の家探す方法くらいもっとあるやろとか誰が深夜に殺人犯と女刑事をふたりきりにすんねんとかなんで顔の知られてる刑事に尾行させんねんとか、明らかにそれが狙いだろうけどあまりの警察側の馬鹿っぷりに興ざめしてしまい、ひとりで犯人に向かっていく主人公の姿にあんまり盛り上がれず。決して好みの韓流スターが出てなかったから文句垂れてるとかではございません。多分。
車をぶつけてふたりが出会う下りとタイトル通り韓国の狭い路地を追いかけ合うシーンはさすがかっこよく、だいぶ手に汗握ったけどそこ以外ぐっとくるポイントは特に。惨殺のシーン、個人的には超苦手分野やけどどうせ撮るならもっと気持ち悪くやればよかったのに(特に最後の)。でももし誰かに殺されるなら絶対に銃殺希望。ED患者(この分析もちょっとね…)の欲求不満相手になるのだけは死んでもごめんだと思えた。