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6.24

『劔岳 点の記』

いやあ負けたとは言えクルム伊達の試合は立派だった。さすがアラフォーの星。森上さんも一回戦敗退は残念だけどあの相手じゃしゃーなし。フェデラー様に夢を託す。

昼間、色んなケアレスミスが重なってあたふたした挙げ句近所で木村大作監督『劔岳 点の記』 を見ることに。水曜だと言うのに場内はおじさん祭り。
明治時代日本地図を完成させるためまだ誰も足を踏み入れたことのない(とされていた)劔岳に挑む男たち、というストーリーは一応あるけど139分間の8割はとりあえず山を登る登る雪崩に遭う吹雪に遭う大雨に遭うそれでも登るやっぱ引き返すでも登るまだ登る、その映像だけでひたすら押す。これは私が少し前にたまたま木村監督を特集した「情熱大陸」を見たからかもしれないけど、もうここまで撮影するなら色々ダサイ部分もいっぱいあるけどなんかもう細かいことなんてどうでもいいよ!あんたスゴいよ!エンドロールがキャストもスタッフも会社名も「仲間たち」の一括りで済まされてるのもなんかもう許すよ!(『ROOKIES』的な映画でやられたらスクリーン燃やすけど)と思える壮大さで、これはこれでいいんじゃないかと静かに納得したのでした。いや、地上(?)シーンの演出がひどいのでここまで自然を撮りたいなら登山家のドキュメンタリーでよくね?と一瞬思わないこともなかったが。
香川照之やモロ師岡の熱い芝居の中、浅野忠信の異様なくらいフリーな存在にほんと救われた(松田龍平の今風な芝居ってのとは何かが全然違うのね)。地図作りに疑問を感じた時に発するセリフのタイミングには戦いた。仲村トオルの衣装(登山家なのにスーツにロングコート)はあれでよかったのか?そして今改めて、宮﨑あおいはこれでいいのか?と問いたい。