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8.02

イーストウッド!その2&3&4&5

比較的涼しい気温のおかげでチケットを無駄にすることなくこの土日はPFF のイーストウッド特集に通いつめ、『夕陽のガンマン』(65年)『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(66年)『恐怖のメロディ』(71年)『愛のそよ風』(73年)と二日間で計8時間近く映画漬け、私の脳内メーカーはすっかりイーストウッド一色になっております(で今しがた久しぶりに実際やってみたら「金」と「遊」の半々だったので事実と大差ないと思われます)。
土曜日に、ほとんど女の出てこないマカロニなウェスタンの南北戦争物語を見て男臭にまみれめっちゃかっこいいけどちょっとちかりたと微妙にぐったりしてたら、日曜にやっと女が出てきたと思ったら、女は俺のクールなライフスタイルを揺さぶるストーカーもしくはエイリアンって、クリント先生どんなひどいトラウマ抱えてはりますのんとちょっと心配になってしまったが、それでも全部滅法美しく面白い映画だったので良いのです。監督作の、夜のシーンの異様な暗さが恐ろしかった。死んだはずの犬が生き返り、その犬の目が異様なことこの上なかった。少女の、「一緒に朝を迎えて後悔した相手はいない」って言葉がかっこ良くて痺れまくった。これ今なら自分で主演するのかなあ。上映終了直後に「あそこで赤いドレスを選ぶのは情婦にするってことだよね」と鼻息荒く語ってた男の頭の悪さに目眩がした(でも金持ちのおじさまが若い女に服を買うというシチュエーションでパンツスーツはないやろとは思った)。