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8.08

『恐怖女子高校 女暴力教室』

朝っぱらから三たびお腹が痛くって、ここまできたらなんかもうムカついてきて、気付かないふりして一心不乱に家の掃除をしてたらいつの間にか治まってた。なので夜な夜な外に出てラピュタ阿佐ヶ谷さんの「THE 恐怖女子高校」にて鈴木則文監督『恐怖女子高校 女暴力教室』(72年)を祭り囃子を聞きながら。
聖光(性交)学園を舞台に度を超したスケバンたちが大暴れ。登場する女子高生たちが決して10代には見えないお色気&のりピーも顔負けな目つきで素敵でした。
私もそれなりに面倒な女子高生ではあったがさすがに黒板消しの代わりに猫の死体を教室の扉にぶら下げたり輪姦学校を開いたりした経験はなく、そんなアホなとけらけら笑って見てたのに、優等生の少女が自殺するあたりではつい泣きそうになってしまったり。中絶リンチにはさすがに目を背けてしまいましたが。マシンガンを抱えた池玲子と全裸でカメラを睨みつける杉本美樹がかっこ良過ぎて痺れた。この密度で78分、トラウマなんてこの程度の表現でじゅーぶんよねと勉強になった。大変面白かったです。

全っ然関係ないけど、帰りに立ち寄った本屋で見かけた「白州 スタイル」という本の茂木健一郎の帯文があまりに衝撃的な馬鹿さでひっくり返った。怖いもの見たさに是非ご一読下さい(これは茂木よりもこの文章を選んだ編集者の責任な気もするが)。