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8.17

『山形スクリーム』

お上に提出する紙切れ一枚のために板橋まで足を運び紙切れ一枚のために3150円払う、10年経っても腑に落ちない病人苛めに遭った後、まあ丁度近所でやってるし今年も山形行くやろうしと竹中直人監督『山形スクリーム』を。溜まってたポイントで見れた。
竹中直人、中学生の時に「普通の人々」とか見て東京の笑いに目覚めさせてくれたという恩を勝手に抱いているので未だに監督作品はマメにチェックしてしまうのだが、今回、その頃とやってることがほんとーに全く変わってなくてびっくりした…。92年との変化はCGを手に入れたくらいか。ちょっとは笑えたけど、さすがにこれが映画だと言われるとちとキツい。今まで結構真面目な監督だったのにどうして今更こんなことしたのか謎。意識して自分をパロディするほどお疲れなのだろうか。いくらコメディ映画とは言え乗馬くらいは役者にやらせてほしかったぞよ。
なんでこんなに若い女性客が多いのかと思ったら、主人公がEXILEのどれかだったのな。井口昇のTシャツとクリスタル・ケイの配役にはさすがに声を出して笑ってしまった。 マイコという女優を初めてちゃんと見たけど、麻生久美子とシャッフルされても絶対気付けない。成海璃子は確かにひとりでセーラー服がぱっつんぱっつんだった。こんな映画でも石橋蓮司の落ち武者は普通に怖かった。