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8.18

『G.I.ジョー』

大胆に寝坊したため一日の予定を全部キャンセル、夕方涼しくなるのを待ってから外に出て近所でスティーヴン・ソマーズ監督『G.I.ジョー』 なんて見に行ってみた。全く興味がない故「GIジョー」という固有名詞が何を意味してるのかさえわからずに。
で見たところ、CGフル活用な近未来戦闘アメリカ映画、ものすごく特殊な先鋭軍隊(の名前が「GIジョー」らしい)のわりには入隊簡単過ぎるやろとか敵の奇襲攻撃に弱過ぎやろとかいくらなんでもアジアに対する認識無茶苦茶過ぎるやろとかいろいろ突っ込みどころがあるけれどそんなこといちいち言うようなもんでもないしまあこれはこれでいいのかと、そんな感じ。能天気なコスプレ戦隊ものの映画に何かを期待するわけでもないので、そう思うとますます『スタートレック』の偉大さが身にしみたりした。ハリウッド映画では珍しい、パリを舞台にしたはちゃめちゃっぷり(エッフェル塔が倒れたりする)とか、本編より気合い入ってんじゃねーのと思える主人公の回想戦争シーンなんかは見ててちょっと楽しかった。でもこれ、大金はたいて開発した最終兵器の原理はガッちゃん(ペンギン村)だよなと思ってしまった。ちょいちょい『スターウォーズ』が顔をのぞかせるのは、監督が単に好きだからなのだろーか。続編がなかったらずっこけるような終わり方ではあったが、そこまで付き合うかは微妙。