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8.30

映画美学校映画祭

べーつーに映画の演出方法に興味があるわけじゃないけどただ人に誘われたから映画美学校映画祭 にて一日『演出実習』を拝見してみた。(猫のせいで)Aプロには間に合わなかったので私が見たのは美学校の授業の一環として万田邦敏監督と大工原正樹監督の演出の授業を記録した映像のみだったのですが、映画学校に通ったこともなければ映画撮影の現場もロクに知らない者としては、単純に、同じ脚本をネタにしても監督によってこんなにも演出方法って違うもんなんだと非常に興味深く。まずは御自身の身体で演技指導する万田監督、まずは台本読みから始める大工原監督、それを学習したところで相変わらずこんな大変そうなこと自分でやってみたいなんて1グラムも思わなかったけど、見てて楽しかったです。おまけに同じ脚本を学生さんたちが撮った作品も見て、ますますやる気はなくなった。
『演出実習2009』は、美学校12期初等科生さんたちがスタッフとして西山洋市&大工原正樹&万田邦敏&井川耕一郎&古澤健&植岡喜晴監督とコラボレーションした10分程度の短編集。それぞれ、想像を遥かに上回る面白さで(一部例外も有り)プロの監督ってすげえなあと感動。個人的には万田監督の作品が一番好きだった(ふざけたタイトルは失念…)。不吉なサンタクロースが焚き火をしてる冒頭から全く似てない女ふたりを双子と言い切るラストまで、こんな実習作品に携われる若者はだいぶ贅沢なんじゃないかしら。ちょっとびっくりしたのは、古澤監督作品以外何かと肉体&性的暴力に満ちていたこと。そういうのが流行、ってわけではないと思いたい。

いじめかってくらい飲食店が閉まってる日曜日の夜の東京駅界隈をふらふらしたあと帰宅したら民主党政権が誕生してた(私が日本国籍を取得しても尚選挙に行けない理由は何回か説明した気がするので省略)。べーつーにいいんじゃないでしょうーか。しかしさすがに社民党が与党ってのは感慨深い。