9.02
『パンドラの匣』
見たのは実は昨日なんですけどね、それはそれは親切な御方のご招待により冨永昌敬監督最新作『パンドラの匣』 の試写を拝見させて頂く。ありがたやありがたや。太宰治の原作は多分10代の頃に読んでるんだろうけど、忘れた。映画初主演という川上未映子さんの小説は読んだことなす。
戦争直後の結核療養施設を舞台に主人公の青年が「新しい男」になるというストーリーは青春ものと言えばいいのか恋愛ものと言えばいいのか、作品自体もオールアフレコの効果かなんとも不思議な空気が漂う94分で、音楽も衣装もとにかくオシャレでオシャレ過ぎるのが残念なくらいオシャレな映画でございました。見てて楽しかったです。嘘かほんとか夢か現実かよくわからないようなふわふわした映画の中で突然血が出てきたり人が死んだりギターを弾く少女たちが唄ったり、むちゃくちゃなバランス感覚が愉快。
っていうか、仲里依紗が可愛かったです。川上未映子のお尻も染谷祥太くんの笑顔も窪塚卍ラインの小さな頭も美しかったし他の役者さんもみんなすごく魅力的だったけど、仲里依紗が可愛かったです。公開は10月10日(土)よりテアトル新宿さんにてとのこと、劇場公開の際にはもう一度見たい。