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9.08

『BALLAD 名もなき恋のうた』

本日も午前中から病院に行き諸々検査を受けたりしたんですがそれはもちろん満を持すためでもなんでもなくただ診察終了時間と上映時間のタイミングがちょうどよかったからという理由だけで山崎貴監督『BALLAD 名もなき恋のうた』 を見に行ってみたら、久しぶりに心底むかついた。
原作というか元ネタがクレヨンしんちゃんのアニメ映画(未見)だということなので、そもそも主人公一家がタイムスリップする理由とか現代人と戦国時代人の言葉の違いとか細かいことが完全に無視されて話が進んでいくことに対してはまあ深く突っ込まないことにしよう。にしても酷い。
06年の溝口健二没後50年シンポジウムに出席された監督らしく(『三丁目の夕陽』シリーズも未見)、えらく大層な時代劇のセットに長回しのチャンバラに香川京子まで動員と無駄に頑張っておられるが、その全てが見事なまでにマジで無駄。だって、物語の8割が説明的なセリフで進められる上その会話シーンがとりあえず出演者を適当に横に並べてそれを真横から撮る画面の連続ってさ。蜷川実花映画以来の衝撃、昨日のトニスコ先生とのギャップに軽くめまい。この距離感のデタラメさが人間ドラマのダメさにも繋がってもうぐだぐだ。気合いを入れたらしい2分近い長回し戦闘シーンもメインキャスト以外ただ長い棒持ってノロノロ動いてるだけやし香川京子にいたっては周りの人間誰か出演止めろよと思うくらい(ついでに菅田俊も)どーでもいい役にキャスティング(事実地味過ぎて途中まで気付かなかった…)。主役の草彅くんについては、敵役の大沢たかおが普通に見えてしまったという感想で全てを察してもらいたい。他にも、登場人物みんな心変わり早過ぎとかしんちゃんの役どころが普通にうざい子どもでしかないしとかしんちゃん家のインテリアお洒落過ぎとか色々文句言いたいけど多分他の人が色んな場所で言ってくれることを期待して我慢。ったく、タイムスリップがこんなに簡単に起こるなら私にだって朝起きたらガッキーに生まれ変わってたくらいのミラクル起こしてほしいもんです。あ、夏川結衣でも全然いいです。