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9.21

たいいん2

病院の手違いで初日の夜だけ団体部屋に放り込まれそこでアラウンド70なおばあちゃんたちのとてもじゃないけどここには書けないハンパなくえげつない猥談に巻き込まれたかと思ったら無事個室に移動した二日目の昼には隣りのおじいちゃんが死んでて、やっとオペ当日の三日目は担当医の軽い説明によりなんの問題もなく終わると思ってたのに全身麻酔から覚めた直後想像を遥かに超える痛みと寒気に襲われ大暴れしてみたりしつつもまあ順調に回復してるってことで予定より早く退院してまいりました。わっしょいわっしょい。抜糸というよりもろにホッチキスで止められてる傷口が完治するのはまだ先なのでさすがにしばらくは自宅療養する予定ではありますが、やっぱり病院より自宅が良かか。酒は飲めるし猫がおるし。
それにしても今回は、入院先の病院が日本の高齢化を肌で感じるのにここ以上の場所はないんじゃないかってくらい周りの患者さんがご高齢で、 気がつけば必然的に私は病院内のアイドルっつーか全員の理想の孫っつーか足立区のベッキーか関根麻里かというくらいのポジションを確保。いつのまにかフロア内でのあだ名は「かわいこちゃん」。院長には会う度「将来のあるおじょうちゃん…」だの「大事な娘よ…」だの優しいお言葉をかけて頂く。身近にお年寄りがいない者としては貴重な体験でございました。元来異様なくらいお年寄りに好かれるタチではあるんですけど。
ということで、無事胆のう摘出を済まてまいりました(あ、手術のミステリーの答えは「へその穴を広げる」でした。怖いでしょ)、お見舞いの連絡を下さったみなさまありがとうございましたー!
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別に誰も見たくないやろうけど記念に、これがmy胆石。

そうそう、入院して気付いたんだけど夜にお酒を飲まないと読書が進む。入院中でもないと読まないだろうと村上春樹「1Q84」を毎日だらだら読んでみて、まだ一巻目だけど感想としては、この内容は小説よりもものすごく有能な漫画家(まあ浦沢直樹か)が描いた方が絶対面白いだろうよと思ったんですけどどうでしょう。