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10.20

『シーリーン』

死ぬ前に一度実物を目撃しときたいなと思って前売り券を買ってみたのに舞台挨拶は見事にドタキャンされてしまったTIFF でのアッバス・キアロスタミ監督『シーリーン』は、それでももちろん作品だけで十分満足だったとさ。91分間、映画を見ながら別の映画を見ながら周りの誰かを見ながら自分を見てるような、不思議な驚きに満ちた時間でございました。ってこのワケのわからなさの正体はこの映画を見る他ないと思われるので公開の際にはみなさま劇場で目撃してみるのがよろしいかと思われます。69歳のおっちゃんが今これを二年かけて作ったという事実にも驚き。イランの女の人ってみんなこんな美人なんかいな!とも驚いたが、どうやらみなさん女優さんらしいですね。当たり前か。

実は映画前にめっちゃ今更ミッドタウンデビューを果たしてみた。別に用はないけどせっかく近くまで来たから行ってやるか的な上から目線で挑んだものの数分後には欲しいものがあり過ぎて半泣きに。資本主義は恐ろしい。でもレストランの種類は多いしかなり喫煙も可能やしで全然ヒルズより好きかも。