11.08
ゼミナール2
土曜日は二回目の万田邦敏の”可視の100と不可視の100″。早めにアテネフランセさんに到着するも人が少なくてやや寂し。
上映された学生時代とそれ以降の8ミリ映画『西風』(77年)『四つ数えろ』(78年)『SCHOOL SOUNDS』(78年)『女の子はみんなふた子である』(80年)『逃走前夜』(82年)『大回転』(90年)は全部初めて見たのですが、それはそれは大変面白かった。先日蓮實先生が「万田監督は76年からショットの撮れる映画作家であった」と仰っていたが、それと同時にこの頃から偉大なギャグ作家だったんだとも感動した。しょっちゅう映る立教大学が、自分がいたところでこんなことが行われていたのかとなんか不思議な気持ちになった。
万田監督と黒沢清監督&高崎俊雄氏(数年前に何故か朝までカラオケをご一緒した記憶が…)の色々昔のことが勉強になるトークを拝聴したあと、若手監督たちと万田監督によるオムニバス映画『葉子の結婚』も鑑賞。葉子という女性の結婚式を日曜に迎えた周囲の人たちの月〜土曜日までのお話、が、出版記念というめでたい場に結婚というテーマだというのにほとんどの作品から不幸な匂いがぷんぷん漂っていて(月曜の冒頭のナレーションが「葉子の結婚はみんなを不幸にする…」だったのには笑ってしまった)、なんかおかしいというかでも納得というか。唯一のコメディ作品だった佐藤央監督の水曜日(多分)が普通に笑えて面白かった。
その後参加した打ち上げで大暴れした結果裸みたいな格好で爆睡したからかそれともつい数日前新型インフルエンザの友人と自宅でギターをかき鳴らしてたせいか、翌日にまんまと発熱しインフルやったら死ぬーと戦々恐々と一日を過ごす。多分大丈夫っぽい。