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11.12

『戦慄迷宮3D』

昨夜、夜のおにさまとそのお友達の謎のおじさまに連れて行ってもらったお店がほんとモロにリアル深夜食堂で(親父じゃなくてママさんだったけど)、確かにこれにハマるのはわかるかもと思ってしまってなんか悔しい。

本日は、ひとりJホラー祭りもしくは知り合いの映画祭りの一環にと清水崇監督『戦慄迷宮3D』 を。ひとりで3Dメガネってちょっぴり切ない。
あまり3D映画経験のない私は3Dがどこまで何をできるのかよくわからないのですが、清水崇が3Dって貞子みたくスクリーンから出てきたりするのかなーとワクワクしてたらそんなことはなく意外と地味だった。つーか怖くなかった…。つーかお化け屋敷を舞台にした映画を3D画面でサラウンドの音響で(台詞はアフレコ)見てると映画を見ると言うよりアトラクションの映像を見てるような感覚になるというか。それはもちろん外的要素だけが原因ではなく。取調室のシーン、地味なのはわかるがもうちょっとなんとかなるやろと思った。
子ども時代の自分たちと生々しく遭遇するという設定は面白かったけれどその後時間軸がややこしくなり過ぎたか。話のオチは想像ついたけどそれを説明する松尾スズキは絶対に精神科医じゃなきゃダメなはずで、あれを刑事に言わせるのはあまりにも「はい、ネタバレしました」って感じがしてイヤだった。うさちゃんのぬいぐるみから出て来る幽霊と執拗に勝地涼に落下する少女は面白かった。スピルバーグの申し子とは知らなかった。
それにしても柳楽優弥くん、見てて爽快なぐらい繊細な少年の面影は消え去って、それはいいけどいくらなんでももっちゃりし過ぎです。新垣一平氏に似過ぎです。スタイリストさんもせめてもうワンサイズ大きい服を用意してせめて腹のでっぱりくらいは隠してあげてほしかった。