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11.15

『スペル』

いやーやっぱりホラー映画は携帯電話だの遊園地のお化け屋敷だの相手に中途半端な子ども騙しをするもんじゃなく若い女が悪魔の老婆相手に本気で戦い自分を守るために子猫を殺すもんだよねとサム・ライミ監督最新作『スペル』を見てすっきり。本気で怖いやら本気で笑えるやらで忙しかった。
ばりばりにCGを使った悪霊はもちろん思わず椅子からびくっと飛び上がってしまうほど怖かったけど、入れ歯の取れたばーさんに吸い付かれる感触とか見えない悪魔に本気で殴られる衝撃とか、肉体的な痛みも見てるだけで怖かった。鼻をくぐりぬけるハエとか岡田あーみん風の鼻血とか一体どこまで笑っていいんだろうとちょっと戸惑ってしまう部分も多々あったけど。主人公の過去には躊躇なく大爆笑してしまった。ミス豚て。
終盤ちょっと長いかなと感じたのと何もそこまで銀行屋を恨まなくてもと監督を落ち着かせたくなったもののここまで爽快に「面白かった!」と思えた映画も久しぶりだったので全体的に大満足。
私ならあのボタンは、小学生時代の担任教師を何年かけてでも探し出して贈りつけるなーなんてことを考えてたら早速悪魔の呪いがかかったのかつい今しがた鞄ルームの鞄掛けが根元から突然ぶっ壊れて部屋が大惨事に。誰か助けて。

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カオス!正視したくない!