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11.19

『行旅死亡人』

すんません、午後に井土紀州監督『行旅死亡人』を新宿で見たはずなのだが、夜のイベントの興奮が大き過ぎて既に映画の記憶が曖昧に…。ついでに実は『ラザロ』も未見…。
いや見ながら、死んでるはずの謎の女を巡るミステリーという脚本は面白いなと思ったけれどこの内容をこういう方法で作るならよっぽど予算も役者も贅沢じゃないと結構しんどいなと感じた、はず。勝手に、もっとやんちゃな監督かと想像していたのですが意外とがっつり正攻法で、胡桃農園のエピソードとか恋人たちの過去とか、そんな真面目に語られてもなあとちょっと困ってしまった。役者の芝居も全員テイストが違い過ぎて最後までノリを掴みきれなかった。主演女優はもっと選択の余地があったんじゃないかと思った。なんて全部うろ覚えですけど。ごめん。

で、夜に向かった先はゼミナールの登校日、ってことで池袋ジュンク堂さんでの万田邦敏監督&廣瀬純氏のトークイベントにて、万田監督の恥ずかしさにまつわるエトセトラと、その後の課外授業(まあ、打ち上げ)にて映画界の生きるグーグル氏の色んなお話を大変興味深く拝聴してお腹がいっぱいになったわけです。サービス精神の旺盛な大人って素敵。
もちろんもっと勉強になることを聞いたのだけれど今日一番の衝撃は「スチュワーデス物語」の監督が増村保造だと今更知ったことであった。なんや私めちゃくちゃ増村キッズだったんだ!とひとりで感動した。