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12.15

『理想の彼氏』

特に何をしてるってわけでもないのに最近なんだかバタ子さん。まあ8割方酒絡みの用事なんですけど。
なので久しぶりに映画見る時間できたわーとほっとしたのも束の間、タイミングの合う作品がバート・フレインドリッチ監督『理想の彼氏』 って我ながらどうなんだろうと今イチ腑に落ちないまま見てみたら、これが今年見たラブコメ映画の中では一番のヒットなんじゃないかってくらい面白くて大変満足出来たのでした。ラストには普通に感動して泣いてました。
40歳バツイチ子持ち女と24歳大卒で実家住まいの映画好きフリーター(悪意はない。マジで)が恋に落ちてあーだこーだあるだけの話っちゃあ話なんだけど色々と細かいことが丁寧だったりラブコメ好きのツボを外さない胸キュン演出だったりで。彼氏役の俳優(本人も映画監督らしいが)がそこまで好みじゃなかったのだけが残念。
女性の上司とアイコンタクトをするシーンで、なんかああアメリカ映画っていいなあと思った。彼女が婦人科の帰りに理不尽にキレるシーンで監督よくわかってらっしゃると感心した。初デートに友だちが出てる超つまらない小劇場系演劇を見に行く気まずさにはけらけら笑ってしまった。世の男性は20代前半の間にヒドい女と結婚して深く傷つけばいいのに。それにしてもさすがはセックス中毒の妻、莫大な時間と金をかけてメンテナンスしてるとしてもキャサリン姐さん可愛いなあ。
とそんなことを考えながら劇場を出ると建物の構造がわからなくて右往左往しまくってるおばあちゃん集団と遭遇したのでまとめてエレベータに乗せて『スノープリンス』の会場まで案内する。今更エスカレーターは増やせないとしても従業員くらいちゃんと配置しろよピカデリー。