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1.14

『ライブテープ』

上映が明日までだと気付いたので寒空の中急いで夜な夜な吉祥寺まで向かい何気に初体験の松江哲朗監督作品『ライブテープ』 を見に行ってみたら、予定外の舞台挨拶の中で来週から池袋での再上映が決まっていると知りひとりずっこけてしまったのだが、まあこれは吉祥寺で見た方が気分が盛り上がっていいのかと自分を慰める。自分でも意外な程吉祥寺に思い入れはないけど。
09年の元旦、吉祥寺のとある神社から井の頭公園までの道をミュージシャンの前野健太氏がギターで弾き語りしながら歩く姿を74分ワンカットで追うライブドキュメント、前野さんの姿も歌も初めてだったけど井上陽水と中原昌也を足したような風貌が見てて飽きないのは良かった(もちろん歌も良かったけど)。サングラスの扱いは面白過ぎてちょっとズルいんじゃないかと思った。 ただ、映画の中で唄ってる歌の音はあんなにきれいじゃなくても良かったんじゃないかしら。もっとかっこ悪くと演出をつける監督の言葉に反してこの音だと映画がかっこ良過ぎて前野さんの音楽に不釣り合いな気がしなくもなかった。まあ音楽映画なんだから歌が聞こえきゃ意味がないのかも知れんが。監督の質問の投げ方がちょっと雑過ぎなのもちょっと気になった。夕陽に向かってサックスとギターが並ぶ瞬間がかっこよかった。映画が始まって一曲目の最初の歌詞が「失楽園でぬいてたー」なのは笑ってしまった。道でこんなことが行われていても素通りする東京の人ってすごいなと感心した。エンドクレジットの想像以上のスタッフの数に、映画撮るのって大変なのねと今更気付いてみたりした。

マイケル削除したん誰や!!チコタン、ってまだ小学校で聴くのかな。